蜂の子の基礎知識

蜂の子入りの五平餅はどこで食べられる?

中部地方の郷土料理には、味噌だれの中につぶした蜂の子を混ぜ込んで、小判上にまとめ串にさしたご飯の上へのせ、たれごと焼いて食べる「蜂の子入りの五平餅」があります。
この五平餅はへぼ五平とも呼ばれています。

へぼは地蜂であるクロスズメバチのことで、その蜂の子はタンパク質源の少ない山間部で、古くから貴重な食材としてさまざまな料理に利用されてきました。
その料理のひとつが蜂の子入りの五平餅、へぼ五平です。
へぼ五平は蜂の子が入っているためコクがあり、香ばしい味わいがあります。

へぼ五平を食べる習慣があるのは、蜂の子を食べる地域でも限られた地域のみで、へぼ五平はある意味、貴重な味といえます。
そんなへぼ五平を味わえる場所やイベントをご紹介します。

くしはらヘボまつり

岐阜県と愛知県の県境に位置する岐阜県恵那市・串原地域では、毎年11月3日の文化の日に「くしはらヘボまつり」というイベントが開催されています。
このイベントでは地蜂であるクロスズメバチの巣を愛好家が持ちより、巣の重量を競い合うコンテストや巣の即売会などが行われています。

またこのイベントではへぼが入ったさまざまな料理が販売され、「へぼ五平」も販売されています。
へぼ五平は毎年長蛇の列ができるほど人気があり、午前中には完売することもあるため早めに訪れるのがおすすめです。

へぼ五平以外にもへぼの甘露煮やへぼ飯、へぼの入った昆虫スナックなど珍しいへぼ料理やお菓子も販売されています。

名倉のはちサミット

愛知県北設楽郡設楽町名倉で、上記イベント同様文化の日に開催されているのが「はちサミット」というイベントです。
このイベントでもへぼ愛好家が自ら育てた巣を持ちより、重量や蜂の子の育ち具合を競い合うコンテストや巣の即売会が開催されています。

このイベントでもへぼ五平餅が販売されており、その貴重な味わいを楽しむことができます。
このサミットで味わえるへぼ五平は味噌だれではなくしょうゆだれに蜂の子をつけこんであり、ここでしか食べられない味わいとなっています。

名倉で行われているこのイベントは、いわゆるへぼの巣を競い合うへぼコンテストしては一番古く、串原よりも前から行われていたと言われています。
鮎の塩焼きやしし鍋など、山の恵みにあふれた料理が販売されることもあります。

足助ヘボコンテスト

愛知県豊田市五反田町の八幡社で行われる、地蜂の巣の大きさを競い合うコンテストが「足助ヘボコンテスト」です。
地蜂の巣の即売会も行われ、へぼご飯はもちろんへぼ五平餅もバザーで販売されることがあります。
このコンテストは他のへぼコンテストと少し時期がずれているため、他のお祭りで食べたへぼ五平の味との食べ比べもできます。

上記以外でも毎年11月の文化の日前後には、へぼの巣の大きさを競い合うコンテストが各地で開かれ、屋台や飲食店でへぼ料理が販売されることがあります。
珍しいへぼ料理やお菓子が販売されることもあるため、各地の「へぼの味」を味わいにへぼのお祭りに訪れてみてはいかがでしょうか?

【参考文献】
蜂の子を使った五平餅
http://wanpack.main.jp/work/work09_09.htm
蜂の子の五平餅ってどんなもの?
http://www.rotary5030.org/topic36.html
蜂の子で五平餅
http://www.jamiessoftware.tk/resizeform/help/rf_help.html